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店舗内装工事の期間はどれくらい?工程や施主が注意すべきことを徹底解説

著者:八幡建装 株式会社

これから店舗を開業するにあたり、内装工事の期間がどのくらいかかるのか目安は知っておかなければなりません。

工事期間を事前に把握しておくことで、開業スケジュールの遅れを防ぎ、物件契約やスタッフ採用、集客準備などもスムーズに進められます。

内装工事は業種や規模、デザインのこだわりによって大きく変動するため、一般的な目安を知っておくことが失敗しない開業への第一歩です。

そこで本記事では、店舗内装工事の期間はどれくらいかかるのか、具体的な工程などを詳しく解説します。

八幡建装は、千葉県市川市や船橋市、東京都23区を中心に店舗内装工事を行っており、特に美容室の施工実績が豊富です。

無料で物件選びに同行してもらえるため、お客様の理想に近い物件を選びやすく、完全自社施工管理により中間マージンも一切ありません。ぜひ一度相談してみてください。

店舗内装工事の期間はどれくらいかかるのか

店舗を開業する上で大事なのが準備期間ですが、大体内装工事の期間がどのくらいかかるのか事前に知っておかなければスムーズに準備ができません。

店舗内装工事にかかる期間は、業種や店舗の広さ、デザインの複雑さなどによって異なりますが、一般的な目安としては1〜2ヶ月はみておく必要があります。

ここからは、以下2つについて深掘りしていきます。

  • 業種によって工期が異なる
  • 工期が延びる場合もある?

業種によって工期が異なる

店舗内装工事の期間は、業種ごとの設備要件や工事内容の違いによって大きく異なります。

主な業種一般的な施工期間
飲食店2〜3カ月
美容室1〜2カ月
サロン〜1カ月

飲食店の場合、厨房機器や給排水・ダクト設備の工事が必要になるため、工期が長くなる傾向があります。

スケルトン物件で30〜50㎡程度の小規模店舗でも1カ月半〜2カ月程度が一般的で、居抜き物件であっても厨房や配管の改修が必要な場合は3〜4週間は見ておくべきです。

美容室の場合は、シャンプー台の設置や給排水・電気工事の他、動線設計や照明計画なども重視されるため、30〜60㎡程度の規模で3週間〜1カ月半程度が一般的です。

特にセット面が多い店舗やデザイン性を重視した場合はさらに期間が伸びる可能性があります。

サロン(まつげエクステやエステなど)は、設備的な工事が比較的少なく、プライベート空間重視の内装が中心となるため、30㎡程度であれば2週間〜1カ月程度で仕上がることが多いです。

工期が延びる場合もある?

店舗内装工事の期間は、事前に立てたスケジュール通りに進むとは限らず、実際には工期が延びるケースも少なくありません。工期が延びる主な原因は、以下の通りです。

  • 設計変更や追加工事の発生
  • 資材や設備機器の納期遅延

施工途中でレイアウトの変更や設備の追加をオーナー側が希望した場合、それに伴って再設計や資材手配が必要となり、予定より日数がかかることがあります。

また、デザイン性の高い内装材や輸入品などを使用する場合、仕入れに時間がかかることで全体の工期に影響するため、注意が必要です。

店舗内装工事の主な工程

店舗内装工事の工程は、以下の通りです。

  • 業者選び
  • 事業計画
  • 物件選び
  • 見積もり・契約
  • 施工
  • 完工・引き渡し

詳しく解説します。

業者選び

業者選びは、工事の品質・工期・コスト・開業スケジュールに至るまで、すべてに関わる基盤となります。

内装工事では、デザインの意図を正確に現場に反映させるための密なコミュニケーションが不可欠です。

業者によっては、設計と施工が分離していて伝達ミスが起きやすい場合もあるため、経験と実績を持ち、意思疎通が円滑な業者を選ぶことは、トラブルの防止に直結します。

さらに、業者選びを誤ると、工期遅延や追加費用の発生リスクも高まります。

たとえば、見積もりの段階で曖昧な説明しかない場合、着工後に「これは別料金」といった追加費用が発生するケースがあります。

このようなリスクを抑えるためには、店舗内装にノウハウを持った業者に相談することが大切です。

適切な業者を選ぶことによって、設計から施工までの一貫したスムーズな進行が可能です。

業者選びは必ず店舗内装のノウハウを持っていて実績のある業者に相談しましょう。仮に違う業者に相談すると、余計なコストや労力がかかるだけでなく、品質に不安が残ります。

事業計画

業者選びの次にやることとしては、事業計画です。まず、事業計画では店舗のコンセプトとターゲットの明確化が求められます。

どのような顧客層を狙い、どのような価値を提供する店舗にしたいのかを明確にすることで、それにふさわしい内装の方向性や機能的要件(動線・什器配置・席数など)が見えてきます。

収支シミュレーションを前提とした予算配分も行うことが必要です。想定される売上や利益率を踏まえたうえで、内装工事にかけられる現実的な予算を設定する必要があります。

その際、内装工事費に加え、設備投資費用、広告宣伝費、運転資金なども含めた総合的な資金計画を立てることがポイントです。

物件選び

事業計画を立てたあとは、物件選びを行います。

単に「空いている場所を借りる」というレベルの話ではなく、事業の方向性やターゲット、予算、そして内装工事の実現可能性にまで直結するような物件選びが重要です。

特に物件選びでは立地とターゲットとの整合性を確認することが大切です。

たとえば、若年層をターゲットにしたカフェを計画しているのに、高齢者の多い住宅街に出店しても効果的な集客は期待できません。

駅近・人通りの多さ・競合店の有無・人の流れの時間帯など、エリアマーケティングの観点から、立地と業態の相性をロジカルに分析する必要があります。

物件の構造的条件や内装工事のしやすさの確認も必要です。しっかりと業者と相談して、どの物件なら理想の店舗を構えることができるのかをイメージしながら内見しましょう。

特に立地は重要です。私自身、バーも営んでいますが、当初は勢いで開業したこともあり、雑居ビルの4階という立地を選んでしまい、最初は苦労しました。

見積もり・契約

物件が確定したら、内装工事の見積もりを取ります。

ここで重要なのが、設計図に基づいた見積もりであるかの確認です。記載されている仕様が要望に沿ったものかを細かく確認しないと、後で「想定と違った」「この部分は追加料金になる」といったトラブルにつながります。

設計担当者と施工担当者の認識が一致しているか、言語化されたプランにズレがないかを事前に確認しておくことが必要です。

見積もりに納得したら、正式な工事契約の締結を行います。

施工

契約の締結が完了したら、いよいよ着工です。工事の詳細な工程表をもとに作業が進みます。

本格的な工事が始まると、解体工事(スケルトン物件の場合)や下地工事、設備工事、内装仕上げ工事といった順に作業が進行します。

着工中には法的な届出や検査対応が必要となるケースもあるため、注意が必要です。

完工・引き渡し

工事が完了したら、工事が契約書や設計図、仕様書の内容通りに完成しているかを業者とオーナーが共同で確認する作業が必要です。

壁や床、天井、設備機器、照明、配線、給排水、空調など、すべての箇所を一つ一つ目視・動作確認し、不備や施工ミス、設計との相違がないかを確認しましょう。

問題がなければこれにて引き渡しです。

店舗内装工事に伴い施主が注意すべきこと

店舗内装工事の期間を知るのと同じくらい、施主が注意しなければいけないことは、以下の通りです。

  • 資金計画をしっかりと見積もる
  • スケジュールに余裕を持って依頼する

詳しく解説します。

資金計画をしっかりと見積もる

店舗内装工事は、事前に決めた予算を守ることが重要ですが、計画段階で資金の見積もりを甘くしてしまうと、工事が進行するにつれて追加費用が発生する恐れがあります。

例えば、デザインの変更や途中で発覚した予期しない設備の問題、品質の高い資材への変更などにより、最初の見積もりから大きく超過する可能性があるでしょう。

資金計画を細かく立てることで、工事の各工程にかかるコストが明確になり、無駄な支出を抑えることが可能です。

調べられるものはネットで調べて、何にどのくらいかかるのかをある程度把握しておきましょう。そうすれば、実際に提示された金額と剥離が起きづらくなります。

スケジュールに余裕を持って依頼する

内装工事は細部にわたる作業が多く、高い品質を保つためには、各工程を計画的に進める必要があります。

たとえば、ペイントの乾燥時間や、床材の設置後に必要な養生時間、設備の取り付けなど、各作業に適切な時間をかけることで、仕上がりが美しく、長持ちする店舗が完成します。

また、店舗内装工事が完了した後、開店準備を行うためには一定の時間が必要です。スタッフの採用やトレーニング、販売促進活動など、工事終了後にも多くの準備が待っています。

スケジュールに余裕を持って工事を依頼することで、内装工事の完了後に焦ることなく開店準備を行うことができ、開店日に間に合わせることができるでしょう。

急に相談すると、場合によっては突貫工事となってしまい、コストも大きくかかってしまいます。余裕を持ったスケジュールで開業準備を行いましょう。

店舗内装工事にかかる期間を把握しつつ逆算して開業準備をしましょう

内装工事の期間は業種や店舗の規模によって異なりますが、工期を余裕を持って設定することで、予期しない問題にも対応しやすくなります。

また、工事が遅れた場合に備えて、開店準備のための時間も考慮することが大切です。

逆算してスケジュールを立てることで、スタッフの採用やトレーニング、販促活動などの準備を確実に行い、スムーズな開店を実現できます。

早めに計画を立て、無駄な時間を省きましょう。

八幡建装は、千葉県市川市や船橋市、東京都23区を中心に店舗内装工事を行っており、特に美容室の施工実績が豊富です。

無料で物件選びに同行してもらえるため、お客様の理想に近い物件を選びやすく、完全自社施工管理により中間マージンも一切ありません。ぜひ一度相談してみてください。

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