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リフォーム 木材で後悔しない選び方など!

著者:八幡建装 株式会社

「木材リフォームにかかる費用って、結局いくら?」
「無垢材と集成材、どっちが長持ちするの?」
そんな疑問や不安を抱えて、なかなか一歩を踏み出せない方は多いのではないでしょうか。

木造住宅の特性や工事工程、補助金の有無などによって費用の相場は大きく変わるため、事前に正確な知識を得ておくことが欠かせません。

この記事では、木材の種類や施工内容ごとの費用感、築年数別のモデルプラン、さらに最新の補助金情報まで徹底解説します。

リフォームで理想の空間作りをサポート – 八幡建装 株式会社

八幡建装株式会社は、住宅リフォームや店舗内装工事を専門に行っております。私たちは、お客様の理想を形にするため、丁寧なヒアリングを通じて、快適で機能的な空間作りをサポートしています。キッチン、浴室、外壁、屋根のリフォームから、間取り変更や店舗デザインまで幅広く対応。高品質な施工と、細部にこだわったサービスを提供し、長く愛される住まいや店舗作りをお手伝いします。安心してお任せください。

八幡建装 株式会社
八幡建装 株式会社
住所〒272-0023千葉県市川市南八幡4丁目8−9
電話047-369-6721

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木材リフォームとは?自然素材の魅力と現代リノベの融合

木材リフォームとは、住宅や施設の改修工事において木材を主要素材として使用し、自然の温もりや風合いを活かした空間に再生する方法を指します。特に近年は、ライフスタイルの多様化とともに「自然と調和した住まいづくり」が注目されており、木材を使用したリフォームのニーズが拡大しています。

この人気の背景には、まず健康志向の高まりがあります。自然素材としての木材は、ホルムアルデヒドなどの化学物質を含まない無垢材を選ぶことで、シックハウス症候群の予防にもつながります。さらに、木の持つ調湿機能により、梅雨時のジメジメ感や冬の乾燥を自然に調整してくれるため、快適な住空間を実現できます。

また、住宅のデザイン性にも貢献します。リビングやダイニング、和室の天井に木の梁を見せる「梁見せリフォーム」や、床を無垢のフローリングに張り替える「自然素材の床材リフォーム」などは、視覚的にも高い満足感を得られる手法です。さらに、木材特有の経年変化によって、時間と共に味わいが増す点も、ほかの建材にはない大きな魅力です。

環境志向の消費者が増える中、木材を活用したリフォームは「持続可能な暮らし」を意識する選択肢としても注目されています。森林資源の適切な利用はCO2の固定や地域経済の循環にも寄与し、単なる住宅の改善にとどまらず、環境保全への小さなアクションとして評価されています。

「築40年の古民家リノベーション」や「500万円以内での木材内装改修」など、費用面での選択肢も多様化しており、コストパフォーマンスを重視する層からも支持されています。

近年では、築年数の経過した木造住宅において「スケルトンリフォーム(全面改修)」を行う事例も増えており、リフォーム予算が500万〜1500万円のゾーンで施工されるケースが目立っています。このような事例に共通するのは、「新築にはない、自然素材ならではの温もりを活かす」点に価値を見出していることです。

木材リフォームの人気の高まりは、単なる美観や快適性の向上だけではなく、持続可能な社会の実現という観点からも支持されています。特に国産材の活用は、SDGsの目標達成に寄与する具体的な行動として注目されています。

国産材とは、国内で伐採・加工された木材を指し、代表的なものにはスギ、ヒノキ、カラマツなどがあります。これらの材は、海外輸入材に比べて輸送による環境負荷が低く、地域経済の活性化にもつながるため「地産地消」の観点でも評価されています。

近年、国土交通省や林野庁などでも、公共建築物や住宅建築での国産材使用を推進する政策が導入されており、住宅リフォームにも補助金制度などが設けられています。

補助制度の一例(現時点の参考)

補助金名称内容対象補助金額
こどもエコすまい支援事業木材を含むエコ建材使用によるリフォーム支援子育て世代・高齢者世帯など上限30万円
地域材活用促進事業地域産材を使った住宅・店舗の改修指定地域内施工費の1/3補助(上限あり)

こうした制度を活用することで、費用負担を軽減しながら環境貢献も果たすことが可能になります。

SDGsの一環として注目されているのが「再生住宅」です。これは古い住宅をリノベーションし、性能向上や住環境改善を図る取り組みで、解体や新築に比べて建材廃棄物の発生を抑えられる点が評価されています。木材は、再利用や補修がしやすい素材であるため、再生住宅との親和性が非常に高いです。

このように、国産材と再生住宅の組み合わせは、住まいづくりの新たな価値を創出しながら、地球環境にも配慮した住生活を実現できる選択肢として、今後さらに注目されていくと考えられます。

木材が人に与える影響は、単なる視覚的な癒しにとどまりません。住宅に木材を積極的に取り入れることによって、住まいの快適性や生活の質そのものが大きく向上することが各種の研究でも明らかになっています。

木材には高い調湿性能があります。室内の湿度が高いときには水分を吸収し、乾燥しているときには放出するという性質を持つため、特に日本のように四季があり、梅雨や乾燥する冬がある地域では効果が大きいです。この調湿機能は、アレルギーや風邪などの体調不良を防ぐ助けにもなります。

木材の香りには精神を落ち着かせる作用があることが知られており、ヒノキやスギに含まれる「フィトンチッド」と呼ばれる成分には、リラックス効果や抗菌・防虫効果もあります。これは森林浴と同様の効果を自宅でも享受できるという意味で、メンタルヘルス面でも有効な素材とされています。

木の質感は、視覚や触覚において「ぬくもり」を感じさせます。無機質な素材にはない、柔らかさや温かみが、暮らしにやすらぎと安心感をもたらします。特に小さな子どもがいる家庭や高齢者が同居する住宅においては、床材などに木材を使うことで、転倒時の衝撃を和らげる効果もあります。

リフォームに使える木材の種類と特徴を比較

無垢材と集成材は、どちらも住宅リフォームにおいて頻繁に用いられる素材ですが、その性質や用途には明確な違いがあります。無垢材は一本の木から切り出した自然素材で、木の風合いや香り、湿度調整機能に優れており、特に自然派志向やアレルギー対策にこだわる層から根強い人気を誇ります。木材本来の質感を活かせるため、空間に温もりや高級感を与えることができるのも特長です。ただし、乾燥や湿気の影響を受けやすく、反りや割れが起きる可能性もあり、施工技術とメンテナンスに一定の知識が求められます。

一方、集成材は複数の木片を接着して作られた工業製品で、形状や寸法が安定しやすく、構造材や広い面積の施工に向いています。価格も無垢材に比べて抑えられており、予算に制限のある家庭や商業施設の改修などでも使いやすい素材です。また、施工時の扱いやすさ、均一性があるため、大工やリフォーム業者にとっても作業効率が高まるという利点があります。

どちらを選ぶべきかは、仕上がりの雰囲気や予算、施工箇所、利用者のライフスタイルによって異なります。例えば、リビングや寝室など、住まいの居心地を重視するスペースには無垢材が適している一方で、キッチンや洗面所など湿気が多く、変形リスクを抑えたい箇所には集成材が有利です。リフォームにおいては、単に素材の良し悪しではなく、目的と用途に応じて正しい木材選びが求められるのです。

杉は国内での流通量が多く、軽くて柔らかい特性を持っています。加工がしやすくコストも比較的安いため、壁材や天井材に多く使用されます。ただし傷がつきやすい点があり、床など摩擦が多い場所には適していない場合があります。独特の香りや温もりがあり、和風住宅や古民家再生で好まれる傾向があります。

檜は耐久性に優れており、水に強く腐食しにくい素材として知られています。高級感があり、香りにも抗菌作用があることから浴室や玄関周りのリフォームに適しています。その分価格は高めですが、長期間にわたる使用を考えるとコストパフォーマンスは悪くありません。檜は日本文化や神社仏閣建築にも深く関わってきた歴史があり、住宅においても格式の高さを演出できます。

パイン材は柔らかく軽量で扱いやすいため、DIYユーザーにも人気のある素材です。欧米の住宅では広く使われており、明るくナチュラルな色合いが特徴です。ただし耐久性や防腐性能ではやや劣るため、塗装や定期的なメンテナンスが必要です。ローコストでリフォームを実現したい家庭にとっては選択肢として検討しやすいでしょう。

ウォルナットは濃い色合いと重厚感のある木目が特徴で、高級家具にも使われる高価な木材です。床材や造作家具などで使用されると空間全体に落ち着きと高級感をもたらします。硬くて傷がつきにくいため、耐久性にも優れていますが、仕入れコストが高いためリフォーム全体の予算を考慮する必要があります。

ホワイトウッドは明るい色合いが特徴で、北欧風インテリアなどに最適な素材です。比較的安価で手に入りやすい反面、耐久性や湿気への耐性はやや低いため、湿気がこもりやすい場所での使用は避けた方が無難です。内装材としての人気は高く、アクセントウォールや棚板などにも使われています。

リフォームにおいて、木材の選定は使用する部位ごとに慎重に行う必要があります。まず構造材には、強度と耐久性が求められます。集成材は寸法が安定していて反りが少なく、梁や柱などの構造材に最適です。特に屋根を支える母屋や床を支える大引きなどは、安全性を最優先にした選定が必要です。最近では環境配慮から、国産材を使った構造材の需要も高まっています。

床材には、足触りの良さと耐摩耗性が重要です。無垢のフローリング材では、ナラやウォルナットが人気です。ナラは硬くて傷に強く、温かみもあるためリビングや子ども部屋にも適しています。一方、和風住宅のリフォームでは檜や杉が好まれるケースもありますが、これらは柔らかいため、重い家具を置くと凹みやすい点に注意が必要です。床暖房を設置する場合は、熱変形に強い集成材の採用も検討すべきです。

壁材では、断熱性や調湿性がポイントになります。無垢材を使った羽目板などは、自然な風合いと同時に室内の湿度を調整してくれる効果も期待できます。特に湿気がこもりがちな北側の部屋や、水回りに近い空間では効果を発揮しやすく、快適な住環境の実現に寄与します。また、化学塗料を使わない自然仕上げの板材を使えば、シックハウス対策にもなります。

天井材は視覚的に大きな面積を占めるため、軽量でデザイン性の高い木材が選ばれる傾向にあります。杉やパインは色味が柔らかく、空間を広く感じさせる効果があります。反対にウォルナットなどの濃色材は、落ち着いた雰囲気を醸し出すため、書斎や寝室などに適しています。天井への施工は高所作業になるため、軽さと扱いやすさも重要な判断基準となります。

木材リフォームのケース別コスト内訳

築年数が40年から50年に達する住宅のリフォームは、単なる模様替えでは対応できないケースが多くなります。長年の使用により、構造体そのものに劣化が生じていることもあり、表層的な改修ではなく、基礎からの見直しを含むリノベーションが求められます。特に木造住宅の場合は、木材の腐食、シロアリ被害、断熱材の劣化といった課題への対応が不可欠です。

まず必要になるのが解体工事です。内部の床や壁を剥がすだけでなく、天井や設備も撤去するスケルトン工事にすると、100万円から200万円程度がかかります。続いて基礎や構造部分の補強工事が行われます。土台や柱を国産の檜や杉で組み直す作業は、安全性と耐震性を確保するために重要であり、200万円から300万円程度を見込んでおく必要があります。

水回りの刷新も欠かせません。古い配管は交換が必要であり、キッチンや浴室、トイレなどの設備もすべて最新のものに取り替える必要があります。ここにかかる費用は約300万円から400万円が一般的です。加えて、内装の仕上げに天然無垢材を使用する場合、フローリングや壁板の施工にそれぞれ100万円前後のコストが発生します。

耐震補強も忘れてはなりません。築50年前後の住宅は現行の耐震基準を満たしていないことが多く、金物補強や筋交いの増設、構造用合板の施工などが求められます。この耐震改修費用はおおむね150万円から250万円が相場となります。断熱改修についても、自然素材であるセルロースファイバーや羊毛断熱材を使用することで、快適性と環境配慮を両立させることができます。

これらすべての工事を組み合わせた総費用は、1000万円から1500万円程度が現実的な水準です。木材のグレードや施工のこだわりによっては、それ以上の予算が必要になるケースもありますが、長期的に見て快適な住環境と資産価値の向上を両立できる選択肢として多くの支持を得ています。

リフォームにおいて、どこまで手を加えるかは予算と目的によって大きく変わります。全体を一新するフルリフォームと、必要な箇所だけを直す部分リフォームでは、費用だけでなく得られる満足度や生活への影響も異なります。特に木材を用いた改修の場合、仕上がりの印象やメンテナンス性にも大きな違いが出るため、慎重な検討が必要です。

フルリフォームでは、住宅全体のデザインを統一することが可能です。たとえば無垢材を床、壁、天井に統一的に使用することで、自然な統一感と快適な室内環境が得られます。このような工事には1000万円以上の予算が必要になるケースが多く、間取り変更や断熱性能の向上も同時に行えるメリットがあります。また、シロアリ対策や構造補強も同時に実施できるため、将来的な不安を減らす点でも評価されています。

一方、部分リフォームは特定の課題に集中して対処することができます。例えば、床のきしみや水回りの老朽化といった目に見える問題を解消するだけであれば、数十万円から300万円程度で対応可能です。使用する木材の範囲も限定的で済むため、素材のグレードにこだわることが可能になります。予算が限られている場合や、住みながら工事を進めたい場合には特に有効です。

ただし、部分リフォームは既存の構造やデザインに制約されやすく、仕上がりに一体感が出にくいことがデメリットです。また、後から他の箇所も改修することになった場合、結果的にフルリフォームよりも高額になるケースもあります。将来のライフスタイルの変化や、老後の暮らしを見据えた住環境の再設計を検討しているのであれば、初めから全体を見渡した計画が望ましいでしょう。

まとめ

木材を使ったリフォームは、見た目の美しさだけでなく、健康面や環境への配慮、そして住宅の長寿命化にも大きく貢献します。実際に、国産の無垢材を用いた木造リフォームは、施工後の室内空気環境が改善され、住まい全体の快適性が向上したという報告も増えています。

国や地方自治体が提供する補助金や助成制度を活用することで、最大で「100万円以上」の支援を受けられるケースもあります。こうした制度を知らずに進めてしまうと、大きな損失につながる可能性もあるため、事前の情報収集が欠かせません。

本記事では、木材の種類や特徴、向き不向き、工事ごとの費用感、補助金制度の最新情報までを網羅的に解説しました。理想の住まいづくりを実現するには、自分の目的や予算に合ったリフォーム計画を立て、信頼できる施工業者と連携することが何よりも重要です。

あなたの住まいが、自然素材に包まれた心地よい空間へと生まれ変わる一歩を踏み出すために、今得た知識をぜひ活かしてみてください。正しい情報と判断が、後悔のない木材リフォームへの最短ルートになります。

リフォームで理想の空間作りをサポート – 八幡建装 株式会社

八幡建装株式会社は、住宅リフォームや店舗内装工事を専門に行っております。私たちは、お客様の理想を形にするため、丁寧なヒアリングを通じて、快適で機能的な空間作りをサポートしています。キッチン、浴室、外壁、屋根のリフォームから、間取り変更や店舗デザインまで幅広く対応。高品質な施工と、細部にこだわったサービスを提供し、長く愛される住まいや店舗作りをお手伝いします。安心してお任せください。

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よくある質問

Q. DIYで木材リフォームはどこまでできますか
A. DIYでの木材リフォームは、範囲と素材選びを誤らなければ高い満足度が得られます。たとえば「貼って剥がせるパネル」や「木目調壁紙」を使えば、工具が不要で「1日以内」に施工可能なケースもあります。ただし、構造材の交換や天井材の施工、断熱・耐震工事など専門性の高い工程は業者依頼が推奨されます。SPF材やラワン合板などはホームセンターで入手しやすく、「1枚1000円前後」とコストも抑えられるため、まずは壁や床の一部からリノベーションを試してみるのがおすすめです。

Q. 補助金や助成金は誰でも使えますか?どうすれば申請できますか
A. 国や自治体が用意する補助金制度は、一定の条件を満たすことで誰でも利用可能です。たとえば現時点では、住宅リフォーム推進協議会や国土交通省が推進する「長寿命化リフォーム支援補助金」や「子育て支援型住宅リフォーム補助金」があり、それぞれ「30万円〜100万円」の補助が受けられる制度があります。申請には事前の登録や施工業者との契約書提出が必要なため、事前に確認し、対応実績がある施工会社に相談するのが確実です。

会社概要

会社名・・・八幡建装 株式会社
所在地・・・〒272-0023 千葉県市川市南八幡4丁目8−9
電話番号・・・047-369-6721

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