居酒屋の内装デザインの基本的な考え方|アイデアや事例なども紹介
著者:八幡建装 株式会社
「居酒屋の内装って、どんなデザインにすればお客様の目を引くんだろう?」「内装次第で売上やリピーター数って本当に変わるの?」
そう思う方もいるのではないでしょうか。
居酒屋の内装デザインは、ただおしゃれであれば良いというものではなく、コンセプトやターゲットに合った設計をすることで集客力・滞在率・売上に大きく影響する重要な要素です。
本記事では、居酒屋の内装デザインにおける基本的な考え方から、集客を意識したデザインのコツ、人気のデザイン事例まで、開業を成功に導くためのポイントを詳しくご紹介していきます。
八幡建装は、千葉県市川市や船橋市、東京都23区を中心に店舗内装工事を行っており、居酒屋やカフェなどの飲食店の施工実績も豊富です。
無料で物件選びに同行してもらえるため、お客様の理想に近い物件を選びやすく、完全自社施工管理により中間マージンも一切ありません。ぜひ一度相談してみてください。
目次
内装デザインが居酒屋開業で重要な理由

居酒屋を開業する際、料理やサービスに注力することはもちろん大切ですが、同時に内装デザインにも十分な配慮が必要です。
重要な理由は、主に以下2つです。
- 新たなお客様を呼び込むキッカケになる
- リピーターの獲得につながる
詳しく解説します。
新たなお客様を呼び込むキッカケになる
居酒屋の外観や内装は、道行く人や初めて来店する顧客にとって重要な判断材料となります。
目を引く外観デザインやコンセプトに合った内装は、興味を持たせるフックとして機能し、新規顧客の来店につながります。
特にSNSが発達した現代では、写真映えする店内がシェアされやすく、それ自体が集客につながることもあるでしょう。
つまり、魅力的な内装は「行ってみたい」と思わせる強力なきっかけとなるのです。
リピーターの獲得につながる
初回来店後に再び訪れたいと感じさせるかどうかも、内装の印象に大きく左右されます。
落ち着ける空間、快適な座席配置、心地よい照明や音響など、内装による体験価値が高ければリピーターが増える可能性も高いです。
また、内装が店舗の個性や世界観を伝えていれば、お客様の記憶にも残りやすく、「あの雰囲気が良かったからまた行こう」と思ってもらえるようになります。
内装はリピート戦略の根幹を担う要素でもあるのです。
居酒屋の内装デザインで押さえておきたい基本の考え方

内装デザインを進めるうえで重要なのは、単に見た目を整えることではなく、店舗のコンセプトや営業戦略に即した空間づくりをすることです。
そのためには、計画段階から明確な方向性と目的を持ち、設計と装飾の両面から戦略的に考える必要があります。
店舗コンセプトとターゲット層の明確化
まず最初に行うべきは、どんなコンセプトの居酒屋にするかを明確にすることです。
和風の落ち着いた店、賑やかな大衆居酒屋、女性向けのおしゃれな空間など、コンセプトによって内装の方向性は大きく異なります。
そしてそのコンセプトに基づいて、ターゲットとなる顧客層を絞り込みましょう。
ターゲットが明確であれば、好まれる雰囲気や求められる快適性も想定しやすくなり、内装にブレが生じにくくなります。
この工程を飛ばすと、結果的に中途半端な空間が出来上がり、訴求力の弱い店舗になりがちです。
席の配置・動線設計
内装デザインでは、単なる装飾以上に「使いやすさ」や「導線設計」が店舗運営において重要です。
お客様が入りやすく、座りやすく、店員がスムーズにサービスできる配置を考慮することで、店舗の回転率や顧客満足度が向上します。
たとえば、個室を増やせばプライベート感は高まりますが、収容数は減少するためバランスを取る必要があります。
動線を意識し、無理のないスペース設計を行うことで、混雑時でもストレスなく利用できる店舗になるでしょう。
照明・素材・色使い
店内の印象を大きく左右する要素として、照明・素材・色使いがあります。
照明は明るさや色温度によって雰囲気が変わり、特に温かみのある電球色を使えばリラックスした空間になります。
素材に関しても、木材や石材など自然素材を使用すれば、温もりや安心感を演出できるでしょう。色使いも重要で、全体の色調を統一することで落ち着いた印象や高級感を与えることが可能です。
これらを統一感のある形で組み合わせることで、居心地の良い空間が完成します。
差別化できる居酒屋デザインの具体的なアイデア

競合が多い居酒屋業界においては、他店舗との差別化を図ることが集客力やリピーター獲得に直結する重要な要素です。
差別化できる居酒屋デザインの具体的なアイデアとして、主に以下3つが挙げられます。
- 和風・モダン・レトロなどの人気スタイル
- テーマ性を持たせた空間づくり
- 地域性やストーリーを取り入れる工夫
詳しく解説します。
和風・モダン・レトロなどの人気スタイル
居酒屋において人気の高い内装スタイルには、「和風」「モダン」「レトロ」などがあります。
和風スタイルは木材や障子を取り入れ、落ち着いた空間を演出できるのが特徴です。モダンスタイルはシンプルで洗練された印象を与え、若者や女性に人気があります。
レトロスタイルは昭和感を演出し、年配層やノスタルジックな空間を好む層に刺さりやすいです。
これらのスタイルをベースに、自店のコンセプトと掛け合わせることで、独自性のある内装が実現できるでしょう。
テーマ性を持たせた空間づくり
明確なテーマを設定することで、店内にストーリー性を持たせられます。
たとえば、「海の家風」「古民家風」「昭和歌謡バー風」など、テーマが明確であればあるほど、空間に個性が生まれ、来店客の記憶に残りやすくなります。
また、テーマに沿ったメニュー構成やユニフォームなどと組み合わせることで、ブランドとしての一貫性も高まるのも魅力です。
このような空間づくりはSNS映えしやすく、拡散効果も期待できます。
地域性やストーリーを取り入れる工夫
地域に根ざしたデザインを取り入れることで、地元客からの支持を得やすくなります。
たとえば、地元の伝統工芸品を内装に取り入れたり、地域の歴史や文化を反映させたストーリー性のある空間にしたりなどが効果的です。
また、開業者の思いや開業までのストーリーを壁面デザインや装飾に織り込むことで、来店客とのコミュニケーションのきっかけにもなります。
地域密着型のブランディングを目指すなら、ストーリー性を持たせた空間演出は有効な手段です。
居酒屋の内装デザイン事例
弊社では、居酒屋の内装デザインも手がけており、主な事例として以下2つがあります。
- 千葉県市川市|立ち飲み屋
- 東京都墨田区|Bar Chiary様
ぜひ参考にしてください。
千葉県市川市|立ち飲み屋「串のしん様」様

2024年に、市川市内で立ち飲み屋の開業に伴い、店舗内装工事を行いました。
厨房よりお客様のスペースを確保できるようにしたり、荷物置きのカウンターを設置したりなど、施主様のご要望に沿ったデザインを実現しております。
詳しくは下記からご確認ください。
東京都墨田区|Bar Chiary様

2022年に、墨田区にある飲食店の内装工事を行いました。
主にクロスの張り替え工事を行い、アクセントクロスでお店の印象を一掃しました。
詳しくは下記からご確認ください。
居酒屋の内装デザインを失敗しないための業者選びのコツ

居酒屋の内装デザインを失敗しないためには、主に以下の視点で業者選びを行いましょう。
- 飲食店・居酒屋の実績があるかを確認
- 担当者が丁寧な対応をしてくれるか確認
詳しく解説します。
飲食店・居酒屋の実績があるかを確認
内装デザイン業者を選ぶ際、飲食店や居酒屋の実績があるか確認しましょう。
単に施工経験があるかを見るだけではなく、その件数や内容、そしてその評価までを具体的にチェックすることが大切です。
たとえば、「これまでに飲食店の内装を50件以上手がけている」「そのうち30件が居酒屋」という実績があれば、業界の特性を十分に理解していると判断できます。
また、施工事例の写真を見せてもらい、自分が開業したい業態やテイストと似た店舗があるか確認することも重要です。
担当者が丁寧な対応をしてくれるか確認
丁寧な対応とは、ただ礼儀正しいだけでなく、依頼者の要望や不安に対して誠実に向き合い、迅速かつ具体的に回答してくれる姿勢を指します。
たとえば、打ち合わせの際に「質問に対する返答が24時間以内に返ってくるか」「見積もりや図面の修正に対し、2~3営業日以内に対応してくれるか」などです。
また、提案資料に「店舗導線の改善案」「照明・素材の選定理由」などが具体的に書かれている場合は、こちらのニーズをきちんと理解している証拠です。
施工後のトラブルにも対応してくれるか、アフターサービスの有無や連絡体制も確認しましょう。
居酒屋の内装デザインは物件選びから

居酒屋の内装デザインは、物件選びから始まっています。
理由は、物件の構造や立地、広さ、設備の有無によって、実現可能な内装デザインの方向性や予算配分が大きく変わってくるからです。
理想の内装デザインを叶えるには、初期段階から「どの物件を選ぶか」がデザインの質や施工のスムーズさ、そして最終的な店舗の魅力に直結します。
八幡建装では、社長の福岡が物件選びから同行し、理想の内装を実現できるようにサポートいたします。
完全自社施工管理により中間マージンも一切ありません。東京23区と市川市を中心に店舗工事を展開しておりますので、ぜひ一度相談してみてください。