給湯器からお湯が出ない時に確認すべき4つのポイント|対処法や業者選びのコツ
著者:八幡建装 株式会社
「給湯器から突然お湯が出なくなった…」
「修理を呼ぶべきか、それとも自分で対処できるのか分からない…」
このような疑問や悩みをお持ちではないでしょうか。
本記事では、給湯器からお湯が出ない原因と対処法、賃貸での対応手順や修理費用の目安を解説します。
ぜひ最後までご確認ください。
また、弊社では給湯器の即日点検や交換、水回りのリフォームまで対応しています。詳しくは以下よりお問い合わせください。
目次
給湯器からお湯が出ないときにまず確認すべき4つのポイント

給湯器からお湯が出ない場合、すぐに業者を呼ぶ前に確認しておきたいポイントがあります。
状況を正しく把握できれば、原因の特定がスムーズになり、不要な出費も防げます。
まずは以下の4つを確認してください。
| ポイント | 確認内容 |
| ポイント1 | 水は出るか・水も出ないか |
| ポイント2 | 他のガス機器は使えるか |
| ポイント3 | リモコンにエラー表示はあるか |
| ポイント4 | 一部の蛇口か・家中すべての蛇口か |
順番に見ていきましょう。
ポイント1:水は出るか・水も出ないか
まず確認したいのは、「お湯だけが出ないのか、それとも水も出ないのか」です。
ここで原因の切り分けができます。
水は出るのにお湯が出ない場合、給湯器本体やガス供給に問題がある可能性が高い状態です。
一方で、水も出ない場合は、水道の元栓が閉まっている、配管の凍結、地域的な断水などが考えられます。
キッチンの蛇口をひねり、水が正常に出るかを確認してください。
水が出るかどうかの判断が、原因特定の出発点になります。
ポイント2:他のガスコンロなどの機器は使えるか
次に、ガスコンロやガスファンヒーターが使えるかを確認します。給湯器単体の問題なのか、ガス供給全体の問題なのかを見極めるためです。
ガスコンロの火がつかない場合は、ガスメーターの安全装置が作動している、または元栓が閉まっている可能性があります。
地震や長時間使用を検知すると、安全のためにガスが遮断される仕組みです。
他のガス機器が使える場合は給湯器周辺の不具合、使えない場合はガスメーターの復旧が必要になります。
ガス機器の動作確認で、トラブルの範囲を切り分けられます。
ポイント3:リモコンにエラー表示はあるか・エラーなしか
浴室やキッチンのリモコンに、2〜3桁のエラーコードが表示されていないか確認してください。エラーコードは不具合の内容を示す重要な手がかりです。
例えば「111」は点火不良、「290」は中和器の異常、「140」は温度ヒューズの断線を示します。
表示がある場合は、取扱説明書やメーカーサイトで内容を確認できます。
エラーが出ていないのに動かない場合は、コンセントの抜けや電気系統のトラブルも疑われます。
エラーコードの有無で、対応方法は大きく変わります。
ポイント4:一部の蛇口だけか・家中のすべての蛇口か
最後に、お湯が出ない場所が限定されているのか、それとも家全体なのかを確認します。範囲によって原因が異なるためです。
例えば、浴室ではお湯が出るのにキッチンだけ出ない場合、給湯器は正常に動いています。
この場合は混合水栓の故障や、吐水口のフィルター詰まりが原因です。
一方、家中すべての蛇口でお湯が出ない場合は、給湯器本体の不具合や設定の問題が考えられます。
不具合の発生範囲を確認することで、対応すべき箇所が明確になります。
給湯器からお湯が出ない・水は出る場合の原因と対処法【5つのケース】

水は出るのにお湯だけが出ない場合、ガスや電気の供給、あるいは給湯器本体の設定や部品に原因があることが考えられます。
自分で対処できるケースも少なくありません。
まずは以下の5つを確認してください。
| ケース | 内容 |
| ケース1 | ガスの供給停止(メーター遮断・ガス栓の閉め忘れ) |
| ケース2 | 給湯器の電源プラグ抜け・ブレーカー落ち |
| ケース3 | リモコンの設定温度が低い・電源オフ |
| ケース4 | 水抜き栓フィルター(ストレーナー)のゴミ詰まり |
| ケース5 | 給湯器本体の故障・寿命(10年目安) |
順番に確認していきましょう。
ケース1:ガスの供給停止(メーター遮断・ガス栓の閉め忘れ)
ガスの供給が一時的に止まっているケースは多く見られます。給湯器はガスでお湯を沸かすため、供給が止まれば着火できません。
引っ越し直後や長期不在のあとに元栓が閉まっている、または地震の揺れを検知してマイコンメーターが遮断していることがあります。
メーターの赤いランプが点滅していれば遮断状態です。
ガス栓が縦向きになっているかを確認してください。メーターが遮断している場合は、復帰ボタンを奥まで押し込み、そのまま約3分待つと供給が再開されます。
ガスが止まっていないかの確認が、最初のチェックポイントです。
ケース2:給湯器の電源プラグ抜け・ブレーカー落ち
給湯器の動作には電気も必要です。プラグが抜けている、またはブレーカーが落ちていると、着火に必要な電力が供給されません。
屋外設置の場合、強風や飛来物の影響でプラグが緩んでいることがあります。落雷後には安全装置が働き、一時的に電源が遮断されるケースもあります。
まずは給湯器のプラグがしっかり差し込まれているかを確認してください。
落雷後であれば、一度プラグを抜き、10秒ほど待ってから差し直すことで復旧することがあります。
電源の状態を確認するだけで解決するケースもあります。
ケース3:リモコンの設定温度が低い・電源オフ
見落としやすい原因として、リモコン設定の問題があります。
電源がオフになっている、または設定温度が低すぎるとお湯は出ません。
特に夏場は水温が高いため、設定温度が低いと給湯器が点火しないことがあります。例えば30℃前後の設定では、お湯が出ていないように感じることもあります。
リモコンの電源が入っているかを確認し、温度を40℃前後に設定して再度試してください。
設定ミスは意外と多く、最も手軽に確認できるポイントです。
ケース4:水抜き栓フィルター(ストレーナー)のゴミ詰まり
給湯器の下部には、水中のゴミを取り除くためのフィルターが設置されています。この部分に汚れが溜まると、水圧が低下し点火不良を引き起こします。
築年数が経過している住宅や、長期間清掃していない場合、フィルターに水垢やゴミが蓄積していることがあります。水圧が基準を下回ると、給湯器は正常に作動しません。
給水元栓を閉めたうえでフィルターを取り外し、歯ブラシなどで洗浄してください。
清掃後に元へ戻すと、水流が改善することがあります。
フィルターの詰まりは、水圧低下による不具合の原因になります。
ケース5:給湯器本体の故障・寿命(10年目安)
ここまでの対処で改善しない場合、給湯器本体の故障が疑われます。内部部品の劣化が進んでいる可能性が高い状態です。
家庭用給湯器の標準的な使用期間は約10年とされています。
7年を過ぎたあたりから、「異音がする」「温度が安定しない」「黒い煙が出る」といった症状が現れ、その後にお湯が出なくなるケースが見られます。
10年以上使用している場合、修理用部品が製造終了していることもあります。
安全面のリスクもあるため、無理に使い続けず専門業者への相談が必要です。
使用年数が長い場合は、修理ではなく交換を検討する段階といえます。
給湯器からお湯が出ない・水も出ない場合の原因と対処法【3つのケース】

お湯だけでなく水も出ない場合、原因は給湯器ではなく水道や配管にあると考えられます。水が供給されなければ、給湯器はお湯を作れません。
まずは以下の3つを確認してください。
| ケース | 内容 |
| ケース1 | 水道の元栓・止水栓が閉まっている |
| ケース2 | 地域やマンション全体で断水している |
| ケース3 | 冬場の冷え込みによる給水配管の凍結 |
順に見ていきます。
ケース1:水道の元栓・止水栓が閉まっている
水道の元栓や止水栓が閉まっていると、家への給水は完全に止まります。水が流れないため、お湯も作れません。
入居直後や工事後は、作業の都合で元栓が閉まったままになっていることがあります。掃除中に誤って止水栓を閉めてしまうケースも見られます。
戸建ての場合は敷地内のメーターボックス、マンションの場合は玄関横のパイプシャフト内を確認してください。元栓を反時計回りに回すと開栓されます。
まずは水の供給が止まっていないかを確認することが重要です。
ケース2:地域やマンション全体で断水している
元栓が開いているのに水が出ない場合、地域や建物全体で断水している可能性があります。水道工事や受水槽の清掃中は、一時的に給水が停止します。
地震や台風などの影響で、突発的に断水が発生することもあります。
自治体のホームページやマンションの掲示、管理会社からの案内を確認してください。断水が原因であれば、復旧を待つ必要があります。
復旧直後はサビを含んだ濁り水が出ることがあるため、しばらく水を流してから使用してください。
断水の場合は個人での対処はできず、復旧を待つしかありません。
ケース3:冬場の冷え込みによる給水配管の凍結
冬の冷え込みが厳しい朝は、屋外の配管が凍結し、水の流れが止まることがあります。普段雪が降らない地域でも、急激な気温低下で発生することがあります。
凍結すると、水もお湯も出なくなります。
基本的な対処は、気温が上がって自然に解凍されるのを待つことです。急いでいる場合は、配管にタオルを巻き、ぬるま湯(30〜40度)をゆっくりとかけて解凍します。
熱湯を直接かけると配管が破損するおそれがあります。
凍結時は無理に加熱せず、安全な方法で解凍することが重要です。
賃貸物件で給湯器からお湯が出ない場合はどこに電話する?【3つの手順】
賃貸物件で給湯器のトラブルが発生した場合、持ち家とは対応手順が異なります。
対応を誤ると、本来負担する必要のない費用が発生する可能性があります。
まずは以下の手順に沿って行動してください。
| 手順 | 内容 |
| 手順1 | 管理会社や大家さんに連絡する |
| 手順2 | ガス会社への連絡が必要か確認する |
| 手順3 | 勝手に修理業者を呼ばない |
順に確認していきましょう。
手順1:まずは管理会社や大家さんに連絡する
賃貸物件に設置されている給湯器は、入居者ではなく大家さんの所有物です。経年劣化や自然故障による修理・交換費用は、原則として貸主が負担します。
不具合が発生した場合は、どのような症状でもまず管理会社または大家さんへ連絡してください。管理会社は提携業者を手配し、対応を進めます。
深夜や早朝で連絡が取れない場合は、契約書に記載された24時間対応の窓口を確認するとよいでしょう。
最初の連絡先は必ず管理会社または大家さんです。
手順2:ガス会社への連絡が必要なケースを確認する
状況によっては、ガス会社への連絡が必要になることがあります。
特に注意したいのは、ガス漏れの疑いがある場合と、ガスメーターを復帰してもガスが供給されない場合です。
給湯器周辺から強いガス臭がする、または異音がする場合は、ガス漏れの可能性があります。この場合は非常に危険な状態です。
速やかにガスの元栓を閉め、契約しているガス会社へ連絡してください。ガス会社は24時間体制で対応し、安全確認と原因調査を行います。
機器の不具合なのか、ガスの問題なのかを切り分けて対応することが重要です。
ガスに異常がある場合は、最優先でガス会社へ連絡します。
手順3:勝手に修理業者を呼ばない(自己負担のリスク)
賃貸で特に注意したいのが、自己判断で修理業者を手配してしまうことです。事後に費用を請求しても、支払いを認められないケースがあります。
管理会社の承認を得ずに修理や交換を行うと、契約違反と判断される可能性があります。さらに、高額な請求を受けた場合でも、費用は自己負担となります。
不便な状況であっても、必ず管理会社の指示に従い、指定業者の対応を待つことが必要です。
無断で業者を手配すると、費用トラブルにつながる可能性があります。
給湯器の修理・交換費用の目安と依頼先の選び方【3つの基本知識】

自分での対応が難しい場合、修理や交換を業者に依頼することになります。その際に気になるのが、費用の目安と業者選びです。
事前に基本知識を押さえておくことで、不要なトラブルを避けやすくなります。
まずは以下の3つを確認してください。
| 知識 | 内容 |
| 知識1 | 修理費用の相場とメーカー保証の確認 |
| 知識2 | 交換費用の相場と寿命の目安 |
| 知識3 | 信頼できる修理業者の見極め方 |
順に見ていきます。
知識1:修理費用の相場とメーカー保証の確認
修理費用は、故障箇所や症状によって大きく変わります。
軽度の部品交換であれば7,000円〜15,000円程度、基盤やバーナーなど主要部品の交換になると15,000円〜40,000円程度が目安です。
業者へ依頼する前に、メーカー保証の有無を確認してください。通常は1〜2年ですが、延長保証に加入している場合は5〜10年の保証が適用されることもあります。
保証期間内であれば、メーカーへ直接連絡することで無償修理を受けられる可能性があります。
まずは保証の有無を確認することが、無駄な出費を防ぐポイントです。
知識2:交換費用の相場と寿命の目安
給湯器の寿命は一般的に約10年とされています。設置から年数が経過している場合は、修理ではなく交換を検討する必要があります。
交換費用は機種によって異なります。給湯専用タイプであれば本体と工事費込みで8万円〜15万円程度、追い焚き機能付きであれば15万円〜25万円程度が目安です。
省エネ型のエコジョーズは初期費用がやや高くなりますが、ガス代の削減につながる特徴があります。
使用年数が長い場合は、修理より交換のほうが合理的なケースもあります。
知識3:信頼できる優良な修理業者の見極め方
給湯器の修理や交換を依頼できる業者は多くありますが、選び方には注意が必要です。不要な工事を勧められるケースもあります。
まず、「液化石油ガス設備士」や「ガス機器設置スペシャリスト(GSS)」などの資格を保有しているかを確認してください。
ガスを扱う工事では、安全性の確保が重要です。
また、複数社から見積もりを取り、内容を比較することも重要です。見積もりの内訳が明確か、工事後の保証があるかを確認しておくと安心です。
資格・見積もり・保証の3点を確認することが、業者選びの基本となります。
給湯器からお湯が出ないトラブルのまとめ

給湯器からお湯が出ない状態は、日常生活に大きな影響を与えます。
まずは状況を整理し、原因を一つずつ切り分けることが重要です。
水が出るかどうかを確認し、ガスコンロの作動状況やリモコンのエラー表示をチェックしてください。
ガスの元栓の閉め忘れや電源プラグの抜けなど、単純な原因であれば自分で復旧できる場合があります。
賃貸物件の場合は、最初に管理会社へ連絡することが基本です。自己判断で対応を進めると、費用トラブルにつながる可能性があります。
設置から10年前後が経過し、不具合が続く場合は寿命の可能性も考えられます。無理に使い続けず、専門業者へ点検や交換を依頼してください。
複数の業者を比較し、資格や保証内容を確認することが重要です。
適切な手順で原因を特定し、状況に応じた対応を選ぶことが早期解決につながります。
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