おしゃれな居酒屋の内装とは?繁盛店に学ぶデザイン事例と費用の抑え方
著者:八幡建装 株式会社
「居酒屋を開業したいけれど、どんな内装にすればお客様が喜んでくれるだろうか?」
「おしゃれな店にしたいが、予算内で理想のデザインを実現できるだろうか」
そんな疑問や不安を、抱えてはいないでしょうか。
競争の激しい飲食業界で生き残るには、内装が大きな鍵を握ります。
本記事では、集客と売上を最大化する「おしゃれな居酒屋」の内装デザイン戦略から、費用を抑える工夫、業者選びのポイントまでを詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください。
弊社では、居酒屋や飲食店様の開業・改装支援を行っております。
集客力を高め、理想の空間を実現する店舗設計や施工を、専門スタッフがトータルでサポートいたします。
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目次
居酒屋の内装をおしゃれにするデザインの基本戦略4選

居酒屋の内装をおしゃれに仕上げるには、まずデザインの「軸」を定めることから始まります。
見た目を華やかにするだけでは、お客様の心には響きません。
大切なのは、ターゲット層の心理を読み解き、店舗のコンセプトに寄り添った空間を描くこと。
その土台となる基本戦略が、次の4つです。
| 基本戦略 | 得られる効果 |
| 和モダンで落ち着いた空間を演出 | 幅広い年代に安心感を与える |
| ライティング(照明)で雰囲気を作る | 料理を美味しく見せ、高級感を演出 |
| 素材感(木材・塗り壁)で高級感を出す | 「こだわりの店」という印象を残す |
| テーマカラーを統一する | ブランドイメージを顧客に定着させる |
それぞれ、順番に見ていきましょう。
和モダンで落ち着きのある空間を演出する
数ある居酒屋のデザインの中でも、根強い人気を誇るのが「和モダン」です。
木材や畳、格子といった日本の伝統的な要素を、現代的な構成と組み合わせる。
そうすることで、洗練された落ち着きが生まれます。
たとえば、コンクリート打ちっぱなしの壁に木製の格子をあしらう手法。
無機質な壁に和の温もりが加わり、新しさと懐かしさが同居する空間へと変わります。
和の要素は幅広い年代の顧客に安心感を与え、思わず長居したくなる居心地の良さを生み出します。
ライティング(照明)で雰囲気を作る
雰囲気作りにおいて、照明が担う役割は決して小さくありません。
明るすぎる照明は活気を演出しますが、落ち着いて食事を楽しみたいお客様には逆効果になることもあります。
電球色の暖かな光を基調にし、テーブルへスポットライトを絞って当ててみてください。
料理が驚くほど美味しそうに映えるはずです。
さらに、足元や壁面に間接照明を配すれば、空間に奥行きと立体感が生まれます。
照明計画は、単なる明るさの確保ではなく「演出の手段」として考えることが、成功への近道です。
素材感(木材・塗り壁)で高級感を出す
壁や床に使う素材の「質感」は、そのまま店舗のグレードを左右します。
なかでも天然木や塗り壁は、人工物には出せない独特の温もりと高級感をまとっています。
カウンターに厚みのある無垢材を一枚使うだけでも、店内全体の印象がぐっと引き締まるものです。
素材を選ぶ際は、見た目の美しさに加え、日々の清掃やメンテナンスのしやすさも忘れてはいけません。
質の高い素材を部分的に取り入れるだけでも、来店客には「こだわりのある店」という強い印象が残ります。
テーマカラーを統一して世界観を確立する
内装のテーマカラーを揃えることは、ブランドイメージをお客様の記憶に刻むうえで欠かせません。
壁、床、家具の色を3色程度に絞り込むと、空間全体に自然なまとまりが生まれます。
たとえば、黒をベースに深い赤を効かせれば「シックで大人な居酒屋」。
白と木目を基調にすれば「明るく親しみやすい居酒屋」といった具合に、色使いでターゲットを導けます。
多くの色を使いすぎず、一貫した配色を心がけることが、世界観を確立する鍵です。
おしゃれな居酒屋の内装デザイン事例5選【繁盛店の秘密】

基本戦略をつかんだら、次は実際のデザインに目を向けてみましょう。
どんな内装が繁盛店を生み出しているのか、具体的な事例を知ることも大切です。
ここでは、集客効果の高い内装デザインを5つ紹介します。
| デザイン事例 | 主な集客効果 |
| 古民家風レトロモダン | SNS映えで自然な口コミ拡散 |
| 隠れ家的な個室・半個室 | 客単価アップ・他店との差別化 |
| 開放感のあるオープンキッチン | ライブ感でリピーター獲得 |
| インスタ映えするネオン・壁面アート | 広告費をかけずに認知拡大 |
| 落ち着いた大人のカウンター席 | 常連客の獲得・客層の固定化 |
それぞれの事例が持つ集客効果を見ていきましょう。
古民家風レトロモダンなデザイン事例
古民家を改修したようなレトロモダンな内装は、ノスタルジーを求める現代の顧客の心に深く刺さります。
古い梁や柱をあえてそのまま見せ、アンティークな家具と組み合わせる。
すると、他のどこにもない唯一無二の空間が姿を現します。
このスタイルはSNSとの相性が抜群で、写真映えするため、自然な口コミ拡散も期待できるでしょう。
古さを活かす姿勢は廃材削減という環境配慮にもつながり、顧客の共感を得やすい点も見逃せません。
隠れ家的な個室・半個室重視のデザイン事例
プライベート感を大切にする顧客に向けて、個室や半個室を多めに配置する。
このデザインは、客単価アップに大きく貢献します。
ポイントは、視線を遮るパーテーションや格子を巧みに使い、閉塞感を感じさせないこと。
隠れ家のような特別感は、接待やデートで訪れる顧客が店を選ぶ理由となり、差別化も容易になります。
周囲を気にせず会話を楽しめる環境づくりは、顧客満足度を直接押し上げる手段です。
開放感のあるオープンキッチン型デザイン事例
オープンキッチンは、調理の様子をエンターテインメントとして見せ、店内のライブ感を高めます。
カウンター越しにシェフと言葉を交わせる距離感は、食事以外の楽しみとなり、リピーター獲得へ直結するでしょう。
漂ってくる調理の香りは食欲を刺激し、活気ある店内を演出してくれます。
ただし、ニオイや煙への対策、バックヤードの清潔感を保つ工夫には十分な配慮が求められます。
調理を「魅せる」設計は、料理そのものを最高の演出装置へと変えてくれます。
インスタ映えするネオン管・壁面アート事例
Z世代や若い女性層を狙うなら、店内にインスタ映えするスポットを設ける手が非常に有効です。
店名のロゴをネオン管で表現したり、アーティストによる個性的な壁面アートを描いたり。
こうした仕掛けが、思わずカメラを向けたくなる動機を生み出します。
視覚的なインパクトはInstagramなどのSNSで拡散されるきっかけとなり、広告費をかけずに認知を広げられます。
流行を取り入れた遊び心のあるデザインは、若者の来店意欲を力強く後押しします。
落ち着いた大人のカウンター席デザイン事例
一人客やカップルを迎えるなら、落ち着いたカウンター席の設計は欠かせません。
ゆったりとした座席間隔をとり、手元がほどよく明るい照明を組み合わせる。
そうすれば、心地よい距離感を保てます。
隣の客と視線が合わないよう、適度にパーテーションや目隠しを添える配慮も大切です。
大人の隠れ家のようなカウンター席は常連客の獲得に適し、客単価の高い顧客層を根づかせてくれます。
居酒屋の内装レイアウトで集客・効率を高める4つのポイント

繁盛店を作るうえで欠かせないのが、見た目だけでなく、経営視点に立った「レイアウト」です。
スタッフが動きやすく、お客様が快適に過ごせる配置は、回転率と顧客満足度をどちらも押し上げます。
集客と効率を両立させるレイアウトのポイントは、次の4つです。
| ポイント | 得られる効果 |
| ストレスを減らすスムーズな動線 | サービス品質と配膳スピードの向上 |
| 座席とテーブルの配置 | 席の稼働率アップと客単価向上 |
| 回転率を考慮したフロア設計 | 限られた坪数で収益を最大化 |
| 接客と作業効率のバランス | 少人数でも高いパフォーマンスを発揮 |
順番に解説します。
顧客のストレスを減らすスムーズな動線
入店してから席に着くまで、そしてトイレやレジへ向かうまで。
この一連の動線がスムーズであるかどうかは、店舗の印象を大きく左右します。
通路が狭すぎると、他のお客様とのすれ違いでストレスを与え、店の評価を下げてしまいかねません。
スタッフが配膳しやすい幅を確保しつつ、顧客のプライバシーにも配慮した配置が理想といえます。
動線を整えることはスタッフの疲労軽減や配膳スピードの向上にもつながり、サービス全体の底上げを実現します。
客単価を上げる座席とテーブルの配置
座席の配置は、客単価に直結する重要な要素です。
大人数用のテーブルを動かせるようにしておけば、少人数から団体まで柔軟に対応でき、席の稼働率を最大化できます。
また、窓際や入り口付近など、席ごとに価値が異なる場合もあるでしょう。
そんなときはレイアウトを工夫し、すべての席に付加価値を持たせることが大切です。
ほどよいプライベート感のある配置は長居を促し、追加オーダーへとつなげてくれます。
回転率を考慮したフロア設計
限られた坪数で収益を最大化するには、回転率を意識した設計が求められます。
回転率を重視する業態なら、椅子の高さや背もたれを工夫し、長居を防ぐレイアウトを検討しましょう。
一方、じっくり料理を味わってほしいなら、座り心地の良い椅子を選び、ゆったりとした配置を心がけます。
大切なのは、自店の「理想の客層」と「利用シーン」に合わせて最適化すること。
同じフロアでも、狙う客層次第で正解は正反対になります。
接客のしやすさと作業効率のバランス
効率化には、フロアとバックヤードの動線が交差しない設計も欠かせません。
キッチンの入り口と客席の通路が重なると、配膳と下げ膳のスタッフがぶつかり、事故やサービス低下を招きます。
スタッフが最も効率よく動けるルートをシミュレーションしてみてください。
そのうえでレジやドリンクカウンターの位置を決めれば、少ない人数でも高いパフォーマンスを発揮できます。
無駄な動きを省く工夫は、スタッフの定着率向上にも静かに貢献してくれるでしょう。
居酒屋の内装費用を抑えておしゃれにする3つの工夫

おしゃれな内装を実現したくても、予算には限りがあります。
コストを抑えながら、いかに効果的におしゃれに見せるか。
その工夫を凝らすことこそ、賢い経営戦略といえるでしょう。
費用を抑えつつ魅力的な空間を作る工夫は、主に次の3つです。
| 工夫 | ポイント |
| 居抜き物件を活用する | 厨房・給排水・空調を再利用してベース費用を削減 |
| 一部をDIY・セルフ施工する | 専門技術のいらない作業で施工費をカット |
| 照明や小物演出に予算を集中 | 視線を集める場所に絞って高い演出効果を得る |
順に見ていきましょう。
居抜き物件を活用してベース費用を下げる
開業費用を抑える最も強力な手段が、前店舗の設備をそのまま使える「居抜き物件」の活用です。
とりわけ厨房設備や給排水、空調は、新品で揃えると非常に高額になります。
これらを再利用できれば、大幅なコスト削減につながるでしょう。
設備費を浮かせた分を、お客様の目に触れる「内装デザイン」や「家具・照明」へ回せば、効率よく高級感を演出できます。
物件選びの段階でコストパフォーマンスの高い居抜き物件を見つけることが、経営を有利に進める一手となります。
一部をDIY・セルフ施工でコストカットする
塗装や壁紙の張り替え、装飾品の取り付けなど、専門技術を要さない作業を自分で手がける。
そうすれば、施工費を抑えられます。
コスト削減だけでなく、店舗への愛着が深まり、自分の店だという実感が湧くのも嬉しい効果です。
ただし、電気やガス、水道など安全性や法規に関わる工事は、必ずプロに任せてください。
DIYは、仕上がりや安全に影響の少ない範囲で行うのが鉄則です。
照明や小物演出に予算を集中させる
内装のすべてを高級素材で揃えようとすれば、予算はあっという間に膨らみます。
そこで、照明や小物といった「視線を集める場所」に予算を絞ってみてください。
コストを抑えながら、高い演出効果を引き出せます。
天井や壁はシンプルに仕上げ、カウンター上のペンダントライトだけこだわりの一品にする。
それだけでも、空間の質感は一気に引き上がるものです。
季節感のある小物を飾るなど、小さな工夫の積み重ねも「おしゃれな店」という印象づくりに役立ちます。
居酒屋の内装依頼で失敗しないデザイン会社選び3選

そして最後に待つのが、最も重要な問い。
「どの会社に依頼するか」です。
デザイン会社選びで後悔しないために、押さえておきたい基準を確認しておきましょう。
| 選び方のポイント | 確認すべきこと |
| 飲食店・居酒屋の施工実績が豊富か | 過去に手掛けた居酒屋のテイストと実績 |
| 予算とデザインのバランスを提案できるか | 見積もりの内訳の細かさ・優先順位の説明 |
| 過去の事例と自社の理想が合うか | 得意なデザインの方向性 |
納得のいく業者を選ぶために、これらを参考にしてください。
飲食店・居酒屋の施工実績が豊富な会社を選ぶ
飲食店の内装は、一般住宅やオフィスとは事情が異なります。
厨房設備や排気、法規制など、特有の専門知識が求められるからです。
実績豊富な会社であれば、こうした知識に基づく的確な提案や、トラブルの少ない設計が期待できます。
ホームページなどで過去にどんな居酒屋を手掛けてきたかを確認し、デザインのテイストが自分の理想と重なるかを見極めましょう。
実績は信頼の証であり、失敗のリスクを減らすうえで、経験豊富な業者選びは欠かせません。
予算感とデザイン性のバランスを提案できるか確認する
優れたデザイン会社は、予算内で最大の効果を出せるよう、優先順位をつけた提案をしてくれます。
「やりたいこと」をすべて詰め込むのではなく、予算に応じて何をすべきか、何を削るべきか。
それを論理的に説明できる担当者は、大いに信頼できるでしょう。
見積もりの段階では、曖昧な「一式」表示ではなく、細かな内訳まで説明してくれる業者を選んでください。
費用対効果を一緒に考えてくれるパートナー探しこそ、経営を成功へ導く近道です。
過去の施工事例と自社の理想を照らし合わせる
どの会社にも、必ず「得意なデザイン」があります。
和モダンを得意とする会社もあれば、スタイリッシュなモダンデザインを持ち味とする会社もあるでしょう。
過去の施工事例をホームページでじっくり確認し、自社が目指す方向性と一致しているかを見極めることが大切です。
引き出しの多い会社なら、こちらの理想を汲み取ったうえで、プロならではの+αの提案もしてくれます。
事例を眺めて「この店なら入ってみたい」と感じた会社に、まずは問い合わせてみることをおすすめします。
まとめ|こだわりの内装で選ばれる居酒屋を作ろう

居酒屋の内装は、単なる空間の飾りつけではありません。
お客様を呼び込み、居心地を整えるための、大切な集客装置です。
和モダンを取り入れたデザイン、照明の工夫、効率的なレイアウト設計。
これらを組み合わせることで、顧客に愛される繁盛店へと近づけます。
一方で、デザインへのこだわりと予算のバランスを保つ視点も忘れてはいけません。
居抜き物件の活用や、ポイントを絞った予算配分。
こうした賢い手法を取り入れながら、理想の店舗を形にしていきましょう。
信頼できるパートナーと手を組み、細部までこだわり抜いた内装を作ること。
それが、長く愛される居酒屋への確かな第一歩となります。
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